イオリン手記

Stay Gold, Ponyboy.

いびつなリンゴ 2/2

前編「いびつなリンゴ 1/2」の続きです。 昔はよく「優しくする」というのを心掛けていたのですが、 最近では、逆に「優しくする」を意識しないように心掛けています。 「優しくするため」に行動するのではなく、ただ「俺がやりたいから」行動しています。 「相手のため」に行動するのは凄い気持ち良いことです。 自分が良い人間のように見えてきますし、感謝してくれるとそれだけで幸せになります。 でも、「相手のため」に行動すると、相手に見返りを要求してしまいます。 「やってあげたのに、なぜ怒るんだ」 「ありがとうも言ってくれないのか」 そうじゃなくて、自分を主体に置いて、「やってあげないと俺が嫌な気分になる」といった 気持ちで行動していくと、相手に見返りを求める気持ちがなくなります。 「あー、やってあげてスッキリ!」っていう気持ちになれるんです。 こう考えてから、随分と生きやすくなったかなぁ、と思います。 そんな今でも、「相手のため」を使うことがあります。 それは自分を偽るときです。 「これをやるのは、あの人のためだから」 「俺はあいつのことを思って、こうするんだ」 一番酷い使い方ですね。文字にすると痛感しますね。 「相手のためを思って」という言葉で自分を偽って行動を選択しているけど、 実際は僕自身がやりたかった(or やりたくなかった)だけだった、というパターンです。 何らかの事情で自分を主体に置きたくないとき、「相手のため」というのは 非常に都合が良いんですね。それだけで自分が正義になれます。 この使い方が一番酷いのは重々承知してるんですが、 臆病な自分が情けないです。 こういう自分の嫌な部分をなくしていきたいんですが、まだまだですね。精進します。 〜〜〜〜 二つに割ったリンゴの歌詞に始まり、ブログ記事も二つに分かれているこの構成、 個人的に気に入っているんですがどうですか? アシンメトリー スガ シカオ 価格: 250円 posted with sticky on 2015.2.26
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