イオリン手記

Stay Gold, Ponyboy.

焚き火のような人になりたい、ってハナシ。

まいど、いおりんでござい。 先日、スカイツリーのスターバックスで、隣に座った就活生の子と仲良くなり、色々話していました。 その子…仮にカスミさんとしようかな。カスミさんは、関東からは遠い地方から出張ってきていた。小柄な女の子なんだけど、でっかいスーツケースと就活カバンを持って、夜行バスを使ってはるばる来たそうな。何でも、小さいころからずーっと、東京の某ホテル業界で働くのが夢だったそうです。 カスミさんはずーっと、地元で暮らしてきた。本人は大阪や東京に出たかったらしいけど、親に強く反対されてきたんだとか。この就活でも、親はカスミさんには地元で就職して、結婚するまでは実家にいてほしい、と言っているんだってさ。 でも、カスミさん自身は、「ずっと地元で暮らしていくなんてイヤだ」「早く一人暮らしして、自分で暮らしてみたい」と。なんか、良く聞く女の子の悩みやね。 〜〜〜〜 カスミさんの話を聞きながら、私は超ラッキーだよねーと感じた。 ・私の両親は放任主義。 (私が会社を辞めるときも、「好きにしたらえぇ」と言うだけだった。) ・私の両親は貧乏じゃない。 (お金に困って私を頼ることがない。私に借金をさせなかった。) ・私は次男。兄は医者。 (兄が安定しているので、私が好き勝手してても問題ない。) ・私はIT技術に精通している。 (仕事するのに場所を問わない。) ほんと超ラッキー。こんなのんびり屋で、自由に生きているけれど、そんな人生を生きられるような価値観構築ができる環境に生まれて、生きてきたんだなーと感じる。私は、その気になればあらゆる束縛、しがらみを脱ぎ捨てることができる。それは多分、私が超ラッキーだったから、というのはきっと、少なくない。 だから、私がこーやってフリーランスとしてふわふわ生きているのを快く思わない人もいると思う。「なんだよあのラッキーマン、ちくしょー」って。それはしゃーないよね。絶対ある。 もちろん、私だって人生色々あって、死にたいと思ったこともあるし、この環境から抜け出したい、逃げ出したいと思って、実際に逃げ出したことだってある。そんな私だけど、やっぱりどっちかって言うと超ラッキーだったんじゃないかなー。 〜〜〜〜 私はよく、「やりたいんだったら、やったらいいじゃん!」「やめたいんだったら、やめりゃいーじゃん!」と言う。私自身、今はそーやって生きているし、その生き方でとってもハッピーなんだよね。だから、みんなも、そーなったらいーじゃん!と思うわけ。 でもね、物事はそんな簡単じゃないんですよ。 私の知り合いのトモエさん(仮)は、今修業中でやりたいことをやろうとしている最中なんだけど、こんなことをこぼしていた。
*「私の親も応援してくれている。私は何を言われても全く問題ない。でも、親が、親戚から“トモエさんは定職に就かなくてもいいの?"とか言われているのがツラい。
みんな、何かしらのしがらみを持っている。色んな不安と闘いながら、なんとか今日を生きている。「やめりゃいーじゃん!」って言われても、どうしてもやめられない人がたくさんいるんだよね。だから、「やめりゃいーじゃん」なんて発言はほとんど意味がない。 〜〜〜〜 最近は、「やめりゃいーじゃん」「やればいーじゃん」だけじゃなくて、どーいう動きが出来るか、というのを考えてるよ。 例えばカスミさんのような、「現状を打開したいけれどできない人」とかがいれば、「ちょっとワイのとこ来て、ゆっくりしてみな。のんびり生きてみーな」と言えるような場所を作りたい。 疲れたり悩んだりしている人がふらっと寄って、ゆっくりしながら、その人に取り巻くしがらみを一個一個はがしていって、また身軽になってその人が次の一歩を歩き出せるような、そんな焚き火のような場所。 ばいびー☆ のんびり空でも見ながら生きたい、いおりん。
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