イオリンの何か
詩のような
満員電車
どこまでも広い青空と笑い声が 僕らのセイシュンだったのだろうか 今はもうそれは跡形もない あるのは黒い排気ガスと 汚れちまったお前の瞳 僕らは夢を自分で破り捨てて 現実行きとやらの電車に乗った 窓から青空は見えるけれど 誰もそんなの見ていやしない 笑ってるやつなんかどこにもいない 俺達が夢見た世界ってこんなだっけ 窓の外の公園ではだるまさんが転んだ 星を掴もうと手を伸ばしてみたら 隣の乗客が舌打ちした
2017-01-28
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