イオリンの何か

詩のような

廻る

めくるめく日々の中でピンク色の空を抱いた 雨はまだ止まないけれどツクツクホーシが羽を鳴らしている 僕はここで立ち止まっている 世界の片隅のおへその上で 廻る世界を眺めている 白色の犬が僕を見上げて 花いろの歌を歌った それはまるで君のよう 秋の夕暮れに泣いていた あの日の君のよう
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