イオリンの何か

詩のような

いつもとは違う友人

いつも行っているスターバックスの店の中で 遠くに住んでいるはずの友人を見つけた。 ドレス姿のその友人たちは、同じような服装の人たちを引き連れていて いつもとは違う文脈を身に纏っていた。 いつも通りの抹茶クリームフラペチーノを いつも通り店員さんから受け取った俺は いつもとは違う友人にぎこちない挨拶をしたら いつもとは違う友人から いつものような挨拶が返ってきた。 あの時の「いつも」と今の「いつも」との差が浮き彫りになって、 「いつも」という言葉がいつもとは違ってみえた。
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