イオリンの雑記

雑文の塊。

環境と努力

学習院大学において、卒業生代表による謝辞が少しだけ注目を浴びていました。 まぁざっくり言えば、「ありきたりな誰でも言えるような謝辞に価値はない」「私が感謝を述べるのは、ここまで努力してきて実績を残し続けてきた私である」という感じなのですが。 個人的な感想を言うと、自分の実績を環境のおかげではなく自分の努力が一番だ!と言い切ってしまう人はかっこいいですが、大抵、視野が狭いか頭が悪いので、あんまり肯定的には受け止められないのですよね。 人間が自分の努力で変えられるのって、ほんのちょっぴりですよ。生まれであったり、時勢であったり、人生の大抵が「努力ではどーにもならないこと」で構成されているのですよ。なので、「オイラが成功しているのはオイラの努力が一番大きい!」って言い切っちゃうのって、多分頭悪いか、嘘ついているかのどちらかですよ。 まーただ、この謝辞だけでこの人がどーだ!と判断し切るつもりもないですけどね。あくまで「この謝辞は頭が悪い」と思うだけです。この人自体は優秀だと思います。 こういう一種の怒りをエンジンにしている人ってむちゃくちゃ強いので、まぁなんか「スーパー優秀な覇道」でも進んで欲しいものですけどね。システムを破壊するのはこーいう人だとも思うので。卒業おめでとうございます。 https://www.univ.gakushuin.ac.jp/iss/news/20200320-1.html
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