イオリンの雑記

雑文の塊。

理由なき引力

友人と会話した。彼は最近同棲をはじめて、順調に行けば結婚までいくつもりだ、という。 数年前までは夜遅くまで2人でバカやることもあって、「俺、結婚とかしないよ」みたいなことを言っていた彼が、気づけばそんな段階にまでいる。 他意なく受け取って欲しいんだけれど、30歳を超えたあたりで俺はこの、いろんな友人たちが「結婚」という1つの止まり木に集まっていくサマ・・・そこにある引力を、とても不可思議に思うようになった。 あるいは、男女が一同に介した時に生じる引力とも言おうか。これは必ずしもではないけれど、発する時はまさしく運命と呼びたくなる。 どちらかというと、「その理由なき引力はなぜ俺には働かないんだろう」というほうが不思議なのかもしれないけれど。
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