イオリン手記

Stay Gold, Ponyboy.

かっこわるいナルシスト

僕の中では、「人間は汚くて当然」という考え方があります。 完璧な人間なんてこの世にはいなくて、卑怯で、カッコ悪い部分が必ずあるはずです。 人類みんな兄弟になんてなれないし、 嫌いな人間がいない人間なんていないと思っています。 ましてや、完璧な人間なんているはずがないと思っています。 こんなこと書いていますが、別に「そんな社会なんて最低だ」というような、 そういう悲観的なことを考えているわけじゃありません。 むしろ僕は、人間のそういうカッコ悪いところが大好きです。 普段カッコつけて、立派に振る舞っているけど、 なりきれず、挫けたり苛立ったりする姿が大好きです。 何にも弱いところがない、完璧超人なんて面白くもなんともないです。 それより、時には挫けて落ち込んで、でも必死に頑張っている人間のほうが、 ずっと人間らしいし、ずっと面白いし、ずっと美しいと僕は思うんですね。 だから皆さん、カッコ悪い姿をみんなに見せろとは言いませんが、 カッコ悪い自分を否定せず、受け止めてください。 カッコ悪い部分を持っている人ほど、カッコつけたときはカッコいいもんだと思います。 ちなみにこんなこと言ってますが、あまりにも卑怯だったりカッコ悪すぎる人は嫌いです。 カッコ悪い人が好きなんじゃなくて、カッコ悪いけどカッコつける人が好きなんです。 恥やプライドを持つことは大事だと僕は思います。
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