イオリン手記

Stay Gold, Ponyboy.

すべては外にある、ってハナシ。

まいど、いおりんでござい。 皆さん、外に出ていますか?人がいるところに行っていますか? 私は基本的に1日1度は必ず外に出ます。大学時代から意識しはじめたことだけど、平日だろーが休日だろーが、絶対外に出ます。何も目的がなくたって出ます。 このイオリン手記を書くときだって、家の中で書くことは本当に少ない。外に出て、カフェとかに立ちよってそこで書くことが多い。 それは、「新発見の種は外にある」と考えているからです。 〜〜〜〜 私は周りを見ながら歩くのが大好きだ。慣れ親しんでいる街でも変化があるし、今まで見つけられていなかった景色やシンボルに遭遇することも多い。「うわっ!何あれ!」っていうのを発見するのが好きだ。 人の流れとかを見るのも好き。同じ場所に同じ人がずっといるなんてあり得ないでしょ?だから同じ街並みでも時間を変えたり視点を変えてみると、新しい発見が山ほどある。 すべての人はなんらかの選択をした上でその場所にいるし、すべての風景も、大勢の人がなんらかの選択をした結果、形成されている。 だから、周りをぼんやり見ていれば、その環境(=市場)における人の動きや選択の傾向が見えてくるんだよね。 〜〜〜〜 例えば茅ヶ崎という街を見るだけでも、いろんな場所にいろんな人が集まっていて考える価値は高い。 茅ヶ崎は海岸のほうに行けば若い人・元気な人が多い。それは「海に近い場所」という価値によって「サーフィンがすぐしたい」とか「海辺でジョギングしたい」とかそーいう元気な趣向を持つ人が引き寄せられるからだ。 ところがぎっちょん。 駅前に行けば、そこはビジネスマンが跋扈する場所になる。茅ヶ崎は湘南新宿ラインによって都会に直結している。だから駅前は「都会へと続く入り口」としての価値があり、そこに価値を見出すのはビジネスマンだ。そして駅周りは「仕事帰りのビジネスマンが好きそうな店」=居酒屋・チェーン店やカラオケなどが立ち並ぶ。 比較的若いビジネスマンが多いのは、「茅ヶ崎」というブランドに食いつくのは若い人だからだ。茅ヶ崎ブランドに食いつかない人にとって、茅ヶ崎は都会からは少し遠過ぎるからね。 茅ヶ崎ビジネスマンが好きそーな駅前に、海岸沿いにいるよーな人が少ないのは面白い。彼等の遊び場は、「都会の入り口」にあるよーなところじゃなくって、海沿いにあるよーなところなんだろうね。 ちなみに家賃の相場は、海沿いに行くほど高くなる。海沿いに行くほど茅ヶ崎ブランドや海岸沿いという価値が高まる。そして、その価値をより多く享受したいよーな人間ってのは、「多少家賃が高くても住みたい」って人が多い。だから家賃も高くなる。 逆に海から離れていくにつれて、「茅ヶ崎には住みたいけれど、海沿いじゃなくてもいい→海沿いブランドをある程度諦められる人」が多い。そーいう人は家賃が高過ぎると別の土地に奪われるので、家賃設定は低くして、逃さないようにする。 〜〜〜〜 と、まー上記は全部仮説だけど、私はこーいうことを無意識のうちに考えてる。 「茅ヶ崎でビジネスをはじめる」ってなったら、実際に街に出て調査して仮説を立証する必要があるけど、とりあえず「仮説を立てる」っていうのは大切なことだと思うんだよね。 でも、家から出なかったり、会社から出なかったりしたら、こーいう「周りに広がる市場」にすら疎くなる。 それはすごい怖いことだよ。市場は、実際に外に出ないとわからない。 だから私は外に出る。外に出て周りを見て環境を見る。「ここに新しい○○ができた、ってことは、どーいうこと?」っていうのを1分でもいいから考える。 そーすることで、新しい発見がいっぱいあるんだ。すべては外にあるよ。 ばいびー☆ 2011年ごろの高野山。このときは寒かった。
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