イオリン手記

Stay Gold, Ponyboy.

フリートークでおハナシ 〜理想って〜

まいど、イオリンでござい。 さて。 少なくとも年に1回くらいは「理想ってなんだっけ」と考える。 私はあまり要領のいい人間ではない。「環境に合わせて動く」っていうことができなくて、どうしても「この環境は私の信条に反する!」とか「私は私の信条に沿って行動する!」とか思って行動してしまう。 綺麗な言葉はいくらでも言えるような気でいて、自分を騙すような綺麗な言葉は言えない。 〜〜〜〜 最近、アップル創始者であり超有名なエンジニアであるスティーブ・ウォズアニックがPERSOLという人材派遣・人材紹介系会社のCMに出ていた。全エンジニアの心を揺さぶる良いCMだと思った。 私自身の欲求はただ、「良いものを作りたい」だけだ。これを使えば誰かが助かる。これを使えば誰かが笑う。少なくとも私が使ってて嬉しくなるような。そんなものを作りたいと思っている。 ただ、普段の生活でそれを言うと、決まって周りにこう返される。 「どうやってお金を稼ぐの?」 〜〜〜〜 正直「どうやってお金を稼ぐのか」というのは、モノづくりの上でとても邪魔な考えだと思う。 お金儲け自体を悪とは言わない。資本主義社会ではお金は稼がないと生きていけないし、お金を払うことは敬意を払うことだとも思っている。だからお金稼ぎという概念を排除したいわけじゃない。 ただ、モノづくりをする時に「どうやってお金を稼ぐの?」を考え出すと、大抵どうしようもないアイデアが出てくる。そうではなくて、まずは相手がどうやったら喜んでもらえるか どうすれば良いものができるか。そーいうことを考え続けなければいけないと思っている。 理想的なことを言えば、私がモノづくりをして、それを誰かがマネタイズしてくれるくらいが一番楽だ。そして私が毎日人間らしく暮らせるだけのお金が頂ければそれで満足だ。もちろん今の私はそんな段階にないのだけれど。 〜〜〜〜 私自身はもう、長期的な目線は持てなくなってしまった。「2年後には1000万円儲かるようにしよう」とか言われても全く興味がわかない。「そんなしょうもないことより、今作っているこれを良くするほうが万倍大事だ!」と叫びたくなる。 かといって日々の生活に苦心するような生活も辛い。そんな大豪邸を持ちたいとは思わないが、毎日の飯代を満足に出せなくなるような生活は、自分の感性にも強い影響を与えてしまう。だからまぁ、難しいところなのだが。 エンジニアとして気持ちよく生きるのは日本では難しい、というハナシもあるので、国外に出るのも1つの手だな、と最近は思い始めている。「結婚するなら日本人女性が良い」とか思っていたけれど、今の所そーいう浮ついた話は皆無だし、もういいか、と思いつつある。 どう生きたいのか。未だに答えは出ない。 ばいびー☆ なんでもない道を何日も歩く旅に出たい。
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