イオリンの消費

楽しんだコンテンツの記録。

動画「令和ロマンの100ボケ100ツッコミチャレンジ」

テレビマン佐久間宣行さんの手がけるYouTube上の企画「100ボケ100ツッコミのチャレンジ」。芸人さんを偽の番組の企画会議に誘い、その中で100ボケ100ツッコミを達成するまでの時間を競う、という企画ですね。その中で芸人コンビ「令和ロマン」を招いている回があって、それを見ました。これまで2回あってそのどちらも楽しませていただきました。 令和ロマンと言えば2025年現在、M-1連覇王者として超有名ですが、1回目はまだ王者になっておらず、2回目はまだ1回目の優勝をした段階ですね。ボケの「くるま」さんとツッコミの「けむり」さんのコンビ。 僕が令和ロマンを認識したのはカジサックさんとのトーク動画ですね。正直あまり知らない若い世代の芸人さんのトークって未熟なことが多いので共感性羞恥が発動しちゃって苦手なんですが、令和ロマンさんに関してはそんな素振り一切なく、「この若さ、この場数なのに、こんな安心して聞けるトークが展開できるの?」と驚いた記憶です。 そこからちょいちょい令和ロマンさんが出る動画は楽しませていただいていますが、「100ボケ100ツッコミ」は彼らの才能も合間ってずーーっと笑っていられましたね。カジサックさんとのトークでも「ずっと漫才みたいな会話やな」みたいな感想をいただいてましたが、それが遺憾無く発揮されていましたね。 お二人とも慶應大学出身だからなのか、知識量の多さと頭の回転の早さから来る「3ステップくらい飛んだ先のボケ」と「ツッコミながらステップ差を埋めていく」という流れがずっと途切れず大量に押し寄せてきて、ものすごく気持ちいいんですね。アハ体験とお笑いが同時に押し寄せてくる感じ。ちょっとタイプは違いますが、くりぃむしちゅーさんとかと近いのかもしれないですね。 お二方の声のトーンとかその辺りも見事で「普通のトーンで話ははじめて語尾で変化つける」とか「はじめに声に勢いつけて笑いのノリを示す」みたいな緩急も秀逸すぎて「今のはボケ?」みたいな気持ち悪さが一切なくて。上述したような語彙のうまさもあるんですけれど、一方ですごいシンプルな単語を声のトーンだけでボケやツッコミだと示す能力が高いんですね。いやー、すごい。 あと個人的に「こんなちゃんと理解してツッコんでくれる人、近くにいたらボケるの楽しいだろうなーー」という羨望も少しだけありましたね。これは関西人としての感覚かもしれないですが、僕はずっと友だちとの会話でも「ツッコミ」側だったので。
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