イオリンの何か

詩のような

表れ

紙飛行機が空を飛ぶ 見えない風の体現者 ふわりふわり流れ流れ 陸の端の海の先へ ぼくらはふと涙をこぼす 見えない魂の欠片 ぽつんと落ちて大地になり やがては海となるのだろう 世界はどこへ向かっているのだろう それともどこかへ帰ってきているのか 尻尾を振ってフリスビーを追う あの子犬だけが答えを知っている
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