イオリンの何か

詩のような

悲しいわけじゃあるまいし

卒業の日 涙を流して語り合う彼らを 遠くから見ていた なぜあんなにも泣けるんだろうと 少し離れたところでそれを見ていた ほんとに悲しいわけじゃあるまいし 永遠の別れでもあるまいし あの春の終わり 君は1人で さよならを残して去っていったね なぜこんなにも泣けるんだろうと 暗い部屋で一人涙をこぼした ほんとに悲しいわけじゃあるまいし 永遠の別れでもあるまいし いつかきっと別れるのに ぼくは懲りずにまた出会っている なぜこんなにも悲しいんだろうと 夕焼けを見てぽつりとつぶやく 永遠の別れでもあるまいし 永遠の別れでもあるまいし
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