イオリンの何か

詩のような

何気ない日のワンシーン

部屋で君が1人泣いてた 「あなたがそこにいないみたい」 ただ1人で泣いていた 空にはトンビが飛んでいて 僕らは地面を踏みしだくだけ そこに違いはあるのだろうか 必死に毎日生きていると 大切な何かがこぼれおちてしまうんだ 君はいつもそれを拾い上げて 僕にそっと気づかせてくれる ああ ごめん 君はそこにいたのにな 僕はいつも知っているふりをして ずーっと1人歩いていたんだ 僕は君の肩を抱いた 何も言葉にはできなかった それでも何かは伝わったかなあ
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