イオリンの何か

詩のような

太陽

生きている以上は嫌われたって仕方ないだなんて言葉にかまけて 誰かを気遣うことをまた忘れてしまっている 誰だって自分にいっぱいいっぱいだから カマキリが綺麗な蝶を捕まえる そのあとの人生は消化試合だ おいしいと思って食べていたピザも 次第には飽きて残してしまった 五円玉が散らばった床に寝そべって 仏様は野球観戦をしている 燦々と輝いていた太陽は いつの間にやら嫌われている
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