イオリンの何か

詩のような

雨が降っている

雨が降っている 雨音は首都高の騒音にかき消されて 空と光と湿った匂いがそれを知らせてくれる 休日のルーチンと面倒な気持ちとがケンカをしながら 水溜りを避けて歩いている 靴底から雨水が染み込んできて 足の裏の感覚が気持ち悪い 雨が降っている
前へ
一覧
後へ