イオリンの雑記

雑文の塊。

震動

作家・本谷有希子さんが新しく「震動」というPodcastをはじめていたので聴いたのだけれど、とてもよかった。本谷有希子さんの感覚は「わかる!」っていう部分もあれば「この人最高だな」と思う部分もあって、話を聞いててすごい心地よい。「社会に従わないことが許容される場所あってもいいんじゃないか」という話をしつつ、実際に「自分の創作物で泣かれると"排泄された!"って思ってイヤになる」みたいな社会とは外れた発言が飛び出して、最高だな、と思う。こうやって聞くと僕はやっぱり文学・人文系の方々の話のほうがずっと肌に合う。理系・文系という区切りがあるけれど、人文系の方々のほうが言外の感覚というものに関する分析・言語化が進んでいる。客観的な証明はできなくとも、主観的な「わかった」までちゃんと落とし込んでいる。そして僕は多分、主観的な「わかった」のほうが会話として興味があるんだと思う。客観的な証明はある意味「見ればわかる」から。 震動 - Spotify
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