大の大人
A+B=Cだとして、AがなくなったんでCも成立しないですよね、という会話が上手く進まないことがある。「そうは思わない」みたいな。もちろん説明をしっかりしなきゃいけないけれど「どこまで階段を下りなきゃいけない?」と思わなくもない。そういえば大学院の定例研究発表会の時、ある学生が「XXの部分がわからなかったので中学生にもわかるように説明してくれませんか」と質問した時に、その場にいた教授が「あなたは中学生じゃないでしょう?」と返して静まりかえったことがある。まさにそうだ。別に優劣じゃなく、あなたは階段を上らなきゃいけない、そういう自負を持たなきゃいけない人でしょう、と。