イオリンの雑記

雑文の塊。

人格の軽薄

「あたしたちにだって一応人格ってものがあるんだから」 とある演劇で聞いた言葉で、やけに胸に残っている。 必死に生きていると、どうしても他人の「人格」というモノを忘れてしまう。 だからこそ店員さんに横柄な態度をとったり自分本位で迷惑な行為に走ったりしてしまうのだろう。 まさか他人に、自分と同じだけの重みのある「人格」があるだなんて思えないのだ。 効率だとか、生産性だとかいうものを追い求めていると、どんどん「人格」が軽薄になっていく。 そんな気がする。チョコレートの甘さが口に残る。
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