手紙を
性懲りもなくまた、自分の言葉を残す場所を作った。今僕はイオリンという名前で「手記」と「雑記」を持っている。もともとは「手記」から始まった。友人がやっていて、「Twitterのちょっと延長、補足」という位置付けでやっていて、それがすごくいいなあと思って真似をした。最初はTwitterの延長の日記に近い形だったけれど、いつしか「考えたこと」を書き留める場になった。それがその時々で「攻撃力」みたいなものを持つ時があったり、頭でっかちな論理を書き留めていたりして、いつしか日常の出来事を書く場所ではなくなった。そんなハイカロリーな文章と日常的な文章をわけたいなと思い、「雑記」をつくった。なんだか意見じみたたいそうな文章ではなく、もっと日常的に些細なことを書くような場所。それが雑記。
ハイカロリーな手記とローカロリーな雑記。おおよそこの2つで書きたい文章は書けるかなと思っていたんだけれど、新たに「手紙」を作ったのは、少しベクトルの違う文章を書きたくなったからだ。僕は文章を書く時、大抵は自分のために書いている。読み手をあまり意識しない。でも、この「手紙」はその名前がさすように、手紙・・・つまりは誰かに届けることを少しだけ意識をして書きたいと思ったからだ。自分の考えをまとめる「手記」でも、日々あったことや思ったことを書き記す「雑記でもなく、こんなのはどうですか?と投げかける「手紙」のような文章を書きたくなった。ある種、メルマガにでもしてみたいなと思うくらいの。なんて言うんだろうな。ほっと人間味というか、そういうものを届けるような文章。それをビンに詰めてネットの海に流してみたくなったのだ。
とはいえ最終的には自分に届くような気もする。「手記」も「雑記も、結局自分が一番楽しんでる。今もふと思い返して読み返しているけれど、「15年前の自分、今と変わらないな」とか「そんなこともあったな」とかが楽しくて仕方がない。だからきっとこの手紙もきっと、何年後かの自分に届くのだと思う。
ということで、今日から手紙を流し続けてみようかなと思います。