二項同体
100年かそこらくらい前の人が「二項同体」という考え方を提唱した。一般的には「二項」、つまり2つのモノが並ぶと、それらをそれぞれ独立したものとして扱う「二項対立」が一般的だが、それに対して「二項は同じモノである」というに説いたのが「二項同体」ってやつだ。
まぁこれは僕が最近傾倒している、日本文化論みたいなやつの受け売りなのだけれど、この「二項同体」ってのは僕自身においても重要キーワードだなと思っている。僕自身が、「あなたはどっち?」みたいな時に「どっちもだよ」とか、「どっちでもないよ」とか言いたくなっちゃう。
理系を専攻しながら文学を好むし、インドア趣味を持ちながらキャンプとかにもいくし、きのこの山もたけのこの里も、どっちもおいしい。それを僕は「行ったり来たり」と表現するけれど、小難しくすれば「二項同体」なんだろう。
日本文化というのは、そういう「二項同体」にして新しいものを生み出す、というのが得意なんじゃないかなあ、と思う。和洋折衷なんて言葉にもあるように。インドカレーからバーモンドカレーを生み出したり、スパゲッティとかもイタリアとは違うモノを生み出したりね。
まぁこれも日本文化論の受け売りだけれど。マンガ、アニメ、アイドル、茶の湯、歌舞伎、漫才、トヨタ、そういった諸々で日本が存在感を示すのは、きっと二項同体的だからじゃないかなあ。トレードオフって概念に乏しいこと。
大昔からそうで、「日本語か漢字か」じゃなくて、漢字に日本語を当てちゃうんだぜ。島国であることと無関係でもなさそうだね。大陸から伝来した文化を悉く作り替えてしまう。1867年の万博で日本が脚光を浴びたのも、きっとそこにある。