あの城、本当の旅、その空
色んな矢印が色々な方向に飛んでいる。なるほど。多分、会議でも飲み会でもなくて、屋上でたき火でもしたほうがいいんじゃないか、と思う。矢印を増やすんじゃなくて消す。消したあとに、空に上る何かを見る。きっと、そういうことなんだよ。僕の大好きな御徒町凧(おかちまちかいと)さんが制作した演劇、「あの城」を思い出す。あるいは本谷有希子さんの「本当の旅」での制作話を。それをビジネスでやるのが難しいのかもしれないけれど、きっとそこにある。あるいは、なければそこまでということ。でもやる意味はあるんじゃないかな。ないを知るということ。ないということは、すべてあるということだから。
