イオリンの雑記

雑文の塊。

今日と明日と未来しかない

行きつけのスターバックスで、「お久しぶりです」と声をかけられる。まだ引っ越して1年も経っていないような頃、育休に入られた方が、育休から帰ってきたとのことだ。そんなに長い間、ここに住んでいたのかと感慨深くなる。僕は「1年が早い」という感覚はない。子どもの頃、「大人になったら1年なんてあっちゅう間やで」とよく言われていたけれど、未だに「妥当な長さだなあ、1年」って思う。多分、過去を振り返ったり未来を考えたりをほとんどしないからだろう。いつでも、「今日晩ご飯どうしようっかな」くらいだ。ほとんどいつも同じ晩ご飯なのに。ピダハン族という狩猟採集民は、3つ以上の数字を認識できないという。「1」「2」はあるが、それ以上は「たくさん」となる。僕にとっての過去や未来もそれに近い認識なんじゃないかな。知識として知っていても、体験としては「今日」「明日」「未来」くらいしかないんだと思う。だから水道料金とかも「明日」とかに迫らない限りは払わないんだ。払いなさい。
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