イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

唯、只、

最近は寒い日と暑い日を繰り返しながら、徐々に夏に向かっているような日々だ。今日は長野でも27℃にもなるそうだ。明日には20℃までしか上がらないから、なんとも寒暖差のある日々だ。気候変動というのも飽きてきた。そもそもスマホが来るまで、こうも毎日天気予報を確認していなかったから、昔との違いも実のところわからない。 まあ南極の氷だとか欧州あたりの気候変動だとか、地球規模で色々な変化は起きているものだろうだし、そのために大変な思いをしている方もおられるとは思うものの、僕自身は「ただ生くるのみ」だと思っている。暑くなっても寒くなっても、僕にできる範囲でできる生活をするしかない。 それにしても今朝はよく晴れていて、山の方を見るといよいよ全体的に緑づいている。田んぼには水が張られだして、そこに小鳥やサギや、時には鴨までもが佇んでいる。ツバメは空を目まぐるしく飛び回っている。割れた道路が気付けば舗装されていて、鳶と烏が遊んでいる。もしくは喧嘩している。 そういうことを日々享受しながら、僕は崩れた胃腸を戻すために食物繊維が少なく腸に負担のない野菜を選んでいる。そして汗をかきながら家につくのだ。 「唯(ただ)、」あるいは「只(ただ)、」というのは、まあ僕の日々を象徴する言葉だろうな。「唯、足るを知る」でもあるし、「只、現世を生くるのみ」でもある。まあ、なんだ、それでいいんだよ。
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