楽園なんてありゃしない
僕は相変わらず、昔読んだ漫画や遊んだゲームの言葉というものを、いつまでも心の壁掛けに並べている。最近は「逃げ込んだ先に、楽園なんてありゃしない」という言葉がよく目に入る。
別に逃げようとしていたわけではないけれど、まあ、2025年はある大きめな挑戦をしていた季節で、それが実を結ばなかった一年だった。悔いはなくとも残念ではあって、今いる場所でできることはもうないかな、と思っていた。
具体的に逃げ先を考えていたわけじゃないけれど、ふと機が合ったのもあって、外側に少しだけ出かけてみた。「そっちだと僕のできることがあるかもな」なんて思って訪れてみた。ちょいとお話しましょうよ、と訪れてみたんだけど。
まあ結局は「隣の芝が青く見えた」というだけで、楽園なんてなかった。良いところも悪いところもある、っていう当たり前の事実が転がっているだけなのさね。同じ「良いところも悪いところもある」なら、今いるとこのほうが存外恵まれているものだ。
ただ、執着もせず、忌避もしない、というだけなんだけれどね。どっちに転がっても、あんま良いことにはならないんだよ、残念ながら。そういう意味では「君と一緒にやりたい」って気持ちも、ちょいと怪しいんだよな。「こころは真ん中がいい」ってやつだ。その真ん中こそが「楽園」であり、つまり「どこを楽園と呼ぶか」でしかないんだなあ。