心が乗ればね
さてさて、今日は何を書こうかしら。筆が思うように進まないのは、きっとお仕事が思うように進まなかったからで、そのことに言及するとまたもジジくさくなってしまうんだよなあ、と頭をもたげる。仕事が進まなかった理由というのは簡単で、心が上手く乗らなかったから。俗っぽくいえば「モチベーションが上がらなかった」だ。あまりモチベーションという言葉は好きじゃないんだけれど、どうにも心が乗らないというのは無視できなくて。何度も机に向かっては「でもなぁ」と机を離れる。そんなことを繰り返していたら夜になっちゃった。
「とにかく始めればやる気は後からついてくる」ってハナシがあるでしょう。僕は半分くらいは賛同するんだけれど、一方で「そうは言ってもさ」という気持ちもあるんだよ。つまりは、「仕事なんだから、とにかくやれ」ってのはちょっと乱暴じゃないかなと思うわけさ。例えば心理的安全性みたいな言葉があるけれど、極端な話、いつ雷が落ちるともしれない嵐の中、野晒しのもとに「いいからやれ」ってんじゃあスジが通らないでしょう。そこで「やってればやる気になるから」って言われても、「とりあえず逃げませんか?」って言いたくなるでしょう。
まぁこれは極端な話だけれど、まぁ今日の僕はどれだけ始めても、上述した「でもなぁ」を無視できなかったわけ。結局、僕は「でもなぁ」と会社で唱えちゃったんだけれどさ。この「でもなぁ」がどれだけ届いたかわからないけど。僕は言わないと気が済まない。それってつまりは最近何度も言っている「問題意識」ってやつでさ。そこにフタを閉じちゃったらあなた、何をもってこの道を歩んでいるわけ?と思うのよ。何をもってお仕事としてるわけ?と思うのよ。
そういえば「何をもってお仕事としてるわけ?」ってのがそもそも、人によって違うものだよな。ベースにあるのは「何かを提供してお金をいただくこと」になるけれども、その「何か」ってのは実は人によって捉え方が違う。人によっては「なんでもいいけどラクなもの」かもしれないし、逆に「大変だけど刺激的なもの」かもしれない。
そういう意味で、きっと今日僕は、たとえ手を動かしていても、その「何か」が提供できるとは思えなかった。だからこそ、仕事が進まなかったんじゃないかなあ。あるいは、「でもなぁ」を会社で唱えたというのが、実は立派な仕事なのかもしれない・・・というのはどうでしょう。いえいえ、みなさんごめんなさい。明日がんばりますよ。心が乗ればね。