知らない人と
たまに旅行記とか読んでいると「現地の人とも色々話せた」みたいなことが書いてあるけれど、僕はそんな旅をしたことって一度もないんだよね。友だちと行っても1人で行っても、現地の知らない人と話すなんて機会は一度も経験したことがない。そもそも僕が知らない人に話しかけるということが苦手だ、っていうこともあると思うんだけれどね。例えば能登半島や福島県とかの被災地にはいつか訪れたいなと思っているんだけれど、実際どうすれば現地の知らない人と会話することになるんだろうね。
似たような話で、飲み屋にフラッと行ってそこでお客さん同士やマスターと会話になって、みたいな話もよく聞くけど、それも僕からすると糸口が全然わからない経験。人生で多分数えるくらい、フラッと1人でお店に立ち寄る体験をしたことあるけれど、なーんにも起きずに終わっちゃうからね。多分、対人関係において僕は根っこが「受け身」なんだろうね。で旅先やら飲み屋やらで知らない人と会話になる人ってどこか能動的なんだろうな。心が開けているというか。僕は基本、警戒しちゃうからね。
僕が警戒を解くタイミングはいくらかあるけれど、大きいのは挨拶だろうな。歩いていて会釈したり挨拶したりした時に、ちゃんと返していただける人には、ふわっと心が開く。でも僕、挨拶をかえしてくれる人に恵まれていないんだよなあー挨拶の仕方が下手なのかな。