イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

暑さも寒さももうけもん

会社にはテラス席がある。今の東京は30度を越えてくるから暑いんだけれど、それが季節がめぐるということだから悪い気はしない。暑いのは暑いし楽ではないけれど、楽しんでもいる。外を歩くのだって一苦労だけど「外国に来たみたいだなあ」と感じることもできる。わかんないけどボリビアってこんな感じなんじゃないの?みたいな。これはボリビアとかを知らないから感じれることでもあるね。 僕は冬も同じような楽しみ方をする。外を出歩くと寒いしツラいんだけれど、そのツラさを味わうことは楽しい、みたいなね。こういうハナシをすると全く伝わらないことも多いんだけどさ。そういう肉体的なツラさを適度に味わいたいのかな、僕は。しかも季節だなんて日本で生きてりゃ体験するものなんだからね。もうけもんだよ、くらいの感覚だね。 そんな僕でも雨はなかなか楽しめないんだけれどね。靴が濡れるとか、傘で手がふさがるとかが苦手で「おとましいなあ」なんて思っちゃう。いっそびしょぬれになってもいいなら気楽なのかもだけどね。
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