花火
昨日、日没ごろに散歩をしていたらふと、近所で花火があがった。まだ空は夕紅から青紫色に移るころだったのだけれど、不意に一発の花火の音があたりに響いた。僕は思わず走り出して、その花火がなるだけよく見える場所に移動した。その衝動に思わず幼少期の花火大会の記憶が去来した。アレは神戸の花火大会かな。ながーーーい道路の向こうのほうに会場があって、その道路を走っては後ろを歩く親族の大人たちを待って・・・みたいなことをしていた、あの日々。
僕は花火が好きでね。神戸の花火大会や大阪のPL花火大会。その他にも幼少期に何度か花火大会に行っている。地元の奈良にも大きな花火大会があって、そこでかき氷を食べたりなんだったりしながら花火を楽しんでいた。今でも花火となると、そういった思い出が彩るノスタルジックにしんみりしたりワクワクしたりできる。それを思い出補正というんだろうけど、別に悪いことじゃないよな、思い出補正って。それで当人が楽しんでいるうちは、思い出補正ってむしろ才能に近いものがあるよ。思い出っていうかけがえのないモノで楽しめるんだから。
それはそうとあの花火はなんだったんだろう。8月、ここいらで大きな夏祭りがあるんだけれど、その準備だったのかな。