遊び場にもルールはある
先日、同僚から「イオリンさん、って厳しいんですね」的なことを言われた。新しく僕のチームに参加してくれる方に対するイントロの場に人事の方も同席していたのだけれど、その場で"成果出してね"とかいったことを強調していたことが印象的だったそう。普段はそんなことあんまり言わないからか「仕事モードなのかな」と思ったそうだ。
自分ではあまり自覚はなくて、でも仕事を頼むんだからねえ、と思っている。成果出してくれりゃ何も言わないけれど、成果出してくれないなら困るよね、と。そこには感情の挟む余地はなくて、原理的にそうなんだよ。助けて欲しいから補強するわけだしね。助けになってくれなきゃ困るよね。もちろん、その「成果」「助け」ってのは色々あるし、もし彼が成果を出せるならそのためのお膳立てはやるけれど。その「お膳立てコスト」よりも成果が勝ってないと困るよねえ。
これはまぁ厳しい側面もあるかもしれないね。でも一見厳しいかもしれないことを言わないと、楽しくできないこともあるもんね。どんな遊び場にもルールがあるでしょう?火気厳禁だったり、水着着用だったり。それと似たようなハナシだよ。「成果出してね」ってのはさ。プールでは泳ぎましょう。お仕事では成果出しましょう。
繰り返すけど、その「成果」ってのは色々あるけれどね。何も固形物や数字に限らないし、「数字はいいけど、君の成果は出てないね」とか「数字には出ないけど、むっちゃ支えになってるね」もあるけれど。そういう意味で、その彼に対して「期待している成果」もちゃんと伝えたかな。「期待している成果も君自身で考えなよ」ってのはちょっと酷だなと僕は思う。