特に深い意味なんてなくって
これは決して妙な意味合いを持つハナシじゃない、という前提で書くのだけれどね。
ここ1年くらい、お仕事で色んなことを試してきたけれど、結果的にはいつもの結論に立ち戻る。それはつまり、「1人になりたい」というところだ。
僕は今日に至るまで「誰かと一緒に何かを成し遂げる」ということに関して何かを達成したことはほとんどないのだと思う。これは別に孤高を気取りたいのではなくて、自分はそういうのがきっと向いていないんだろうなあ、という感覚でね。たまに「一緒に何かを分かち合えたらいいだろうな」と思うことはあるんだけれど、それが成し得たことはなくて、むしろ摩擦のようなもので足踏みをすることが多い。お互い1人でやっていたほうがよかったんじゃないかな、遠いところにいけたんじゃないかな、と思うことが、ないでもない。
だから、今僕は曲がりなりともチームを持ってはいるけれど、基本的にはワンマンの集まりだ。旗は立てるけど、その旗のもと何をするかは任せる。間違っていたらテコ入れするかもしれないけれど、基本は任せる。マネジメントやら中間管理職はできません、と会社にもチームにも宣言している。身勝手なハナシではあるなあと思うけれど、やってみてできなかったんだから仕方ないとも思う。
こないだもちょっと言及しようとしたけれど、ここの感覚を突き詰めるとなんだか変に卑下したような、あるいは卑屈な表現になりそうで、うまい言葉が出てこない。今書いているこの文章も、卑屈に、偏屈に受け取ってほしくはないんだなあ。ただ、「どうやら尺度があわないな」とか「協調性や共感性が型くずれを起こしているなあ」というのは、決して悲観的ではないし、「どうせ僕なんか」なんて気持ちもないんだけれども。
一方で、例えばドラマだったりオリンピックのバスケだったりで、良い仕事を誰かとやってハイタッチをするような、そんなチームワークができたら最高だなあと思う羨望の気持ちもある。でもどうやら僕はそういう登場人物ではないらしい。そんなことを思う。