いざ、尾瀬
僕は今、尾瀬の御池駐車場にいる。ほぼ日さんがやる小さなツアーに当たったので、会社から遅めの夏休みをいただいてやってきた。今その集合場所に早めに着いたので、山の駅でのんびりとしているところ。
さても道中はなかなか大変な道のりだった。昨日のうちに新潟県は魚沼市に前乗りして、今朝そこから御池駐車場まで車を運転したのだけれど、まぁーー山の中の狭い道でね。車がすれ違う幅もないくらいで、ところどころの避難スペースを駆使してすれ違うしかないような。そんな道で。そりゃあてぇへんだったあ。
もう5年近く前、まだ僕が免許を持っていなかった頃に、友人に和歌山の奥地に運転していただいたことがあったけれど、確かその時も似たような狭い道だった気がする。そんなことを、思い返しながらひたすらに2時間ほど運転して到着した。途中、本当にこの先に山の駅やら駐車場があるのかい、なんて不安になりながらひたすらに走ったよ。
それにしたって、そんなところに道を作ろうだなんて思い至った人は、いったいなんだってこんなところに道を作ったんだろう。今の日本はおおよそ道はすでに作られていて、それを広くするか直すかみたいなことしか出会わないじゃない。でも、山間の中に道を作るなんて、そりゃあ大変だよ。材料やコンクリート運んだり、そこで実際に作業したり。時には何キロにもわたるトンネルを掘ったりしてだよ。その熱意たるや、ねえ。
道中はApple Mapのナビが案内してくれたんだけどさ。このApple MapやGoogle Mapsとかも、こんな山間の道さえカバーしててすごいよなーと思うけど、こんなとこに道を作っている人たちの方がずっとすごいよな。どうやって寸法取ったんだ、とか、考えは尽きないよ。
さて、この時点ですでに人里は遠く離れているのだけれど、ここからさらにシャトルバスでゆくのだ。多分僕が生きてきた中でもかなり上位の「人里離れた場所」になるだろうな。富士山も、千畳敷カールも、人里離れてはいたけれど文明は感じた。尾瀬はどんなとこだろう。