イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

心配させずに体調不良を

体調を崩したときに、心配させずにそれを伝えるのはどうしたらいいんだろうなあ、と毎回悩んでいる。お仕事ではさ、やっぱりおやすみをいただくわけだから、「体調不良で」って言わなきゃだし、どれくらい休むかを伝えるためにも「ちょっと高熱が出てて、明日にも長引くかもです」だなんて言わなきゃいけない。 でもそうなると、下手に相手を心配させちゃうでしょう?そりゃあ心配してくれるのは素直に嬉しいのだけれど、それを言わせちゃうような形になってしまったらそれは不本意で・・・ これ不眠とかも同じで、「あまり眠れていないから、今の僕の判断は間違っているかもしれない」っていうことは、仕事上では大事な情報だと思うのさ。睡眠は思考に直結するからね。でも、言い過ぎると寝てない自慢みたいになるし、心配もさせちゃうわけで・・・そういうのを抜きにして、「判断間違ってるかもだから気をつけて、冷静に受け止めてね」っていうのを、どう伝えればいいだろう、と毎回頭を悩ませてしまう。 逆に言えば、仕事仲間がどれくらい眠れているか、どれくらいお元気いっぱいかは是非とも知りたいハナシなんだよね。それは、やっぱり体調はパフォーマンスに影響するからさ。パワプロとかで「調子ふつう」の選手がいたら休ませて、せめて「好調」になってから登板させたいね、と思うように。伝わるかなあ。それは心配とはちょっと別の、差配の部分でさ。 ある視点での正論では「パフォーマンスは安定して出せるのがベスト」って言えるけどさ、やっぱり人間だから体調はあるし、眠れてなかったらいい仕事難しいでしょう。NBAとかの世界でも「体が痛む」というので万事を取って欠場したり、ベンチスタートしたりするわけでさ。僕らもそうう人間らしさをちゃんと持った上でお仕事するのがいいと思うのよ。それこそ安定的にパフォーマンス出すのはマシンにまかせて。
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