イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

正しいかわからないけどやさしい

今ね。加藤小夏さんという女優さんがね。「サイレントヒルf」というホラーゲームの実況プレイを配信していてね。それがちょっとゲーム好き界隈では話題になっている。というのも、サイレントヒルfの主役の3Dモデルを演じていた方で、「主役の本人がプレイしている!」と話題になっている。 まぁそのゲームプレイの中身については実際に観てもらうとしてね。僕がそれを観ていた中で、ちょっと本筋とはズレるのだけれど、「ちょっとそれ、いいなぁ」って思うことがあって。 彼女はそのゲーム実況配信を始めてから、SNSとかで色んなイラストにしてもらうことが嬉しいそうで。色んなリアクションの様子をイラストにしてSNSに投稿してくれるのが嬉しい、と。だから、そんなイラストをもっと描いてもらうために気をつけていることがある、と。それは「なるだけシンプルな服を着る」だ、と。 これすごい良いハナシだなあ、と、いたく感動しまして。いや、こういうことだよな、「神が細部に宿る」っていうのは。ちょっとゲーム実況の配信する時にさ。「イラストを描いてくれる人たちがラクに書けるように、複雑な模様のモノとかを避けよう」って思うこと。これが、この女優さんの気配りの素晴らしさを表しているし、こういう気配りが、何事においても大事だよなあ、と思う。 例えば一つ文章を書くときも、「こう書いたら読んでくれる人は困らないかな」と思って言葉選びを考えるとか、なんか全部そういうところでさ。物事としての正しさとか確からしさとかってのは、二の次だよなあ。と。 ちょっと感動したままに書きなぐったから伝わっているかわからないけれど、そのままに書き置いておきます。正しいかどうかはわからないけどやさしい。そしてやさしければ細部を気にするよ。
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