イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

「もうすぐ」はいつから

スターバックスで今これを書いているのだけれど、ちょうど店を出るカップルが「もうすぐクリスマスだね」と言っているのが聞こえてきた。なるほど、店内で流れる音楽もクリスマスソングだ。それを聞いて思ったのだろう。 でも、今書いているコレはまだ11月10日。少し冷えてはきたけれど、まだ秋の様相だし、「クリスマスまでまだもう少しあるんじゃないか?」と思わなくもない。 今ではツッコミも入れなくなったけれど、商業施設ではハロウィーンが終わった次の日くらいには、クリスマスソングが流れ始める。もちろん、そうやってイベントを盛り上げることで購買意欲を高めよう、という意図はわかるのだけれど、風情はないなあと思う。11月なんてまだ秋じまいを楽しむくらいでしょう。 先ほどの「もうすぐクリスマス」というのを聞くと、それが1年を短く感じさせる要因のようにも思う。まだ30日以上あるというのに、「もうすぐ」なのだから。なんだったら生きている保証も全然ないくらい、未来の話だ。 いやまぁ別に老婆心から勧告したいというわけではなく、「なるほど、クリスマスがもうすぐ、という世界観もあるのだなあ」とふと思ったので、こうして書き記した次第。僕が「もうすぐ」と感じるのは大体5日前くらいからだなあ。
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