イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

人、人、人

懲りもせずに東京に来ている。まぁ師走だからということにしておこう。 東京に来ると毎度のことながら、別世界に来ている感覚に陥る。それは僕が「東京は別世界」だと定義してしまっているからか。それとも本当に別世界だからか。真偽はともかくとしても、まぁ異邦人の気持ちだ。 そのうちのいくらかは、「オフィス」という空間に対する異邦感も含まれる。僕が属する会社のオフィスは、内装はオシャンティにしてはいるが、ガワはただのビルだから、いわゆるコンクリートで囲まれた空間でしかない。窓はあれど、ブラインドで閉じていることが多い。僕は絶対、窓の外を広くしたいのだけれど、ここ10年、転々とした会社のどこもみな、ブラインドを閉じたがる。 あとはまぁ、何度も書いていることだけれど、「人」というファクターの強大さだな。ここはまさに異文化だ。何をするにも、誰に聞くにも、人、人、人。ここに生きている人たちは、そんなにも目まぐるしく「人」と関わるのか、ということに心底驚かされる。本当に、他意はなく。すごいなあ、と。 これは好き嫌いのハナシではなく、ファクターの大きさ、その当たり前さのハナシでね。なんだったら、こんな僕でも人と関わらざるを得ない場所なわけで。だからこそ、「すごいなあ」だ。
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