イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

生成AIによる工学の復興

今年に入って急速に、生成AIがプログラマの仕事を奪うような話題が目に入るようになってきた。まぁおそらくはバイアスのかかった情報だと思うけれど、とはいえ完全に無視できないハナシでもある。 少なくともある種のプログラマ、エンジニアというものは生成AIに代替されていくだろう。わかりやすいハナシ「小さな建設会社の自社Webサイト作成請負」みたいなのは簡単に代替されるだろう。 一方で、プログラミングを通じてちゃんとお客さんの問題の解決に踏み込んできたような人は簡単には代替されないだろうと思う。むしろ生成AIを活用することで、問題解決能力がブーストされるのだから、仕事が増える可能性もある。 要するに肩書きがエンジニアではあっても、その実まったくエンジニアリング(工学)をしていないようなプログラマらが淘汰されるのだ。自然の法則を理解し、その中で問題・課題・障壁を把握し、そこに役立つモノを作る。それがエンジニアリングであり、プログラミングが生成AIに変わったところで、全くエンジニアは淘汰されない。むしろブーストする。 そういう意味ではエンジニアの何たるか、がより浮き彫りになっていくかもしれないなと思う。資本主義的な世界観において「金が稼げること」が主題になり、いつしかプログラミングの世界で内輪ノリを繰り広げるようになった界隈が解体されるなら、僕にとっては喜ばしいことこの上ない。たとえその合間に失われる5年や10年があったとしてもね。
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