イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

行き当たりばったりで戦うためには

「完璧な計画は行き当たりばったりに劣る」という言葉がある。まぁ例によってゲームからなのだが、この言葉が僕は好きで、時折思い出す。僕自身もそう思って動くことが少なくない。 世の中でも、堅牢な計画よりも柔軟な動き方を求めるフシはあるような気がする。不安定な世情で何が起きるかもわからない日々だから、完璧な計画ってやつは役に立たないように扱われている。その考え方にはおおむね賛成だ。 ただ、行き当たりばったりには、行き当たりばったりなりの戦略というものがある。一言で言えば、考えナシの行き当たりばったりってやつは、まるで使い物にならない。行き当たりばったり、出たとこ勝負ってやつは、意図的に選ぶ手札だ。 ところが、おおよそ多くの場合における行き当たりばったり戦略は、惰性によって選ばれていることが多く、それは失敗して当然だ。行き当たりばったりを選ぶならば、「どの目がでてもある程度対応できるようにしておく」という準備と体幹が大事だ。それらをせずに「計画なんて意味ないから」と言うなら、それはただの博打だ。 僕の言葉で言い換えれば、「予想外を予定せよ」だ。予想外が起きることを予定した上で備えて臨んではじめて、行き当たりばったりは完璧な計画を超えるのだ。
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