僕の人生のハナシ。
僕はその気になれば仕事を辞めることができる。それもきっと世間一般で言えば簡単に辞められる部類だ。それは気持ちの面だけでなく、お仕事も、パラメータ的にもそうだ。パソコン一つあれば、何かしが禄を食むことができるだろうし、体力もある。
そこに至る経緯には自分の努力もあるのだけれど、一方で運の要素も多大にある。そこには感謝と、ある種の申し訳なさを感じる。
僕の父は歯科医師だったけれど、歯科医をするにはどこかの病院に勤めるか、あるいは大借金をこさえて設備を整えなきゃいけない。アイアンマンのようにワンボタンで歯科設備が整うようなテクノロジーはない。そんな父は僕のことをうらやましがっていた。
他にも、「その場」「その集団」でなければ生きていけない・・・正確には「やり直し」が難しい生き方をしている方は世の中にいっぱいいて。一方で資本主義において「資本」となれない、それでも社会や僕らを支えてくれている方々はいっぱいいるわけだ。
別に偉ぶるつもりでもなく、むしろ下の者として、何かをできないか。そんなことをぼんやりと考える日はある。
「毎日ワクワクするか」と聞かれて「はい」という言葉が返ってくることは少ない。それは僕としてはちょっぴり悲しい。他の誰でもなく、僕が悲しいというだけだから、これは結局僕のためでしかないのだけれど。これは僕の人生のハナシ。