イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

ゲームと礼法

最近、ちょっと合間に「GUILTY GEAR -STRIVE-」という格闘ゲームでオンライン対戦をしている。基本的には楽しいのだけれど、野良オンラインゲームというのは、全面的に好きにはなれない事情がある。 僕はおそらく、ゲーム、試合というものに美学を持ち出してしまう。ただ勝てば良いのではなく、勝ちたい勝ち方で勝つ。礼を尽くした上で勝つ、というようなお作法だ。たとえば勝利が確定した後に追い討ち(死体蹴り)をしない、煽ったりしない、というような。 手加減をしているわけではなく、外連味、カブキ、婆娑羅として戦うというわけだ。そして一緒にゲームをしている相手を萎えさせるようなプレイはしない。そういう遊びをすごい好むのだけれど。 でも、野良のオンラインとなるとそういうわけにもいかない。特に「ランク制の対戦格闘ゲーム」ともなれば、勝てればよかろう、が正解の世界で、僕のような人間はむしろ異端だとは思う。でも、死体蹴りなんかをされると、僕はその場で「はい、もうこの人とはゲームしません」となってしまう。 これは協力ゲームでも同じ。勝てればよかろう、のハメ戦法を仲間がやっているのを見ると「僕とは違うなあ」となってしまう。自分でも難しい性格だなと思うのだけれど、多分僕は礼法に人間性を見出す。
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