日本の中の国々
おおよそ2月〜3月ごろになると、この辺りでは車の免許を取るための試験車をよく見かけるようになる。少し前に僕も免許を取ったのだけれど、その時に聞いたハナシでは「この辺りの高校では仕事をするために免許は必須なので、学校ぐるみで自動車学校に通わせている」のだそうだ。大学に進学するならまだしも、就職が決まっている人は、高校が手配するそうだ。
実際、朝の通勤時間帯になると、おそらく出勤している人たちの車でごった返す。道や土地が広いから東京ほどの窮屈さは感じないまでも、交通量は多いなあと感じる。単純に職場にいくだけでも車を運転しないといけないのが、この辺りの世界観だ。それを前提に色んなことが動いている。
さても東京の人と話していると、たまに東京=日本だとか、東京=世界というようなフシで会話している場面に遭遇する。僕は長野にいるから、そういう時は「そうでもないぞ」と風穴をあけることがあるわけだけど。まあ、あれだけ情報量が多ければ東京だけで頭いっぱいになるものね。
長野と東京とか、それだけでもかなりの文化差があってさ。それこそ、400年ほど前までは武蔵国と信濃国という、別の国だったわけで、名産も土地も違ったわけでね。そういう意味で日本という国は、なかなかに懐が広いよな。
昔は「海外に住んでみたい」と思っていたけれど、今は日本内における国を隔てていれば、それだけで楽しいから海外に行きたい欲はほとんどない。今は長野だけれど、岐阜も良いと聞く。四国は出雲や安芸のあたりとか、中国の伊予や土佐もいいね。