イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

アイデアは手放さない

僕は最近、よくAIを使って仕事をしている。最近のAIの進化は本当にすごく、企画書を書いたり現状を把握したり長文の添削や整理をしたりなど、さまざまな部分でAIと仕事ができるようになっている。 ただ、一様に礼賛してはいけないな、とも強く思っていて、「これは本当に助かっているのか」という目線は常に持っている。AIはそれっぽい成果物を作ってくれるし量もあるから、つい「AIと一緒にいっぱい仕事をした」という気分に陥りやすい劇薬だ。だから、「技術ってすごいなあ」と思う一方で「これは本当に助かっているの?」という目線は忘れちゃいけないと思っている。 特に「アイデア」の部分は、AIと壁打ちするよりも独りで考えたほうが良い。今のAIはユーザを肯定する傾向が強いから、エコーチェンバー的なバイアスがかかりやすい。「こういうアイデアはどう?」って聞くと、「それはいいですね!」って言ってくれるし、「このアイデアのここがダメだと思うんだけど」と言っても「その指摘はもっともです!」なんて返ってくる。 少なくとも今のところ、「アイデア」の部分については、単独で完成させて、それを形にするフェーズに入ってからAIを使うほうがいい。アイデアまで手放してしまったら、僕や君である必要がないしね。勝負どころはそこで、アイデアを出すまで、あるいは出したあとの部分がAIの腕の見せ所だよな。 まあでも、「アイデア」ってまあ、制作におけるすべてに絡むからね。叩き台ならまだしも、制作の最終調整部分とかはアイデアの宝庫だもの。
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