まだまだ長いぞ
僕は今、齢37を越えたあたりだ。ややもすると人生の曲がり角を曲がり、後半にさしかかったのかもしれない。74歳というと、まあ亡くなっている確率がそこそこ現実的なんじゃないか、と思う。おおよそ「半分くらいは過ぎたんだな」と言える。
僕はこれを考えるとき、大抵「えっ?まだ半分残ってるの?」という驚きが勝つ。前も書いたが、僕には時間が早く過ぎる感覚がほとんどない。桜はもうほとんど散ったが、「まあおおよそ散るくらいの時間が経ったな」と思うし、1年は1/3を終えようとしているが、同じく「そんくらい経ったね」と思う。
だから、これまでの37年も「むちゃくちゃ長いな」と思っている。こんなにも長いのに、順当に生き残れたらまだ同じくらいあるのか、と驚嘆する。人生まだまだあるじゃないか、と。
まあこれは僕が大志を抱いていないことにも関連すると思う。もし僕が大志を抱いていたならば、人生は全然足りなかっただろう。でも僕は、僕が心置きなく朝日や夕日を眺められる日々が過ごせれば、基本的に満足なのだ。この「心置きなく」が人間社会ではやたら剣呑な課題ではあるのだけれどね。
その先の「みんなもこの穏やかな日常を得られていたらいいなあ」という想いはあるし、そのためにできることがあればやってみたいけれど、それは成し遂げたい大志ではなく、「できたらいーな」だ。その結果、世界が変わらなくてもいいのだ。
まあもちろん、これだけじゃないけどね。思考の癖みたいなのもあると思う。「あの時ああしていれば」と思うことがない、思っても一晩で忘れちゃう、とかね。