イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

もうしばらくは一人のまま

僕の交友関係が狭いから、という理由は多分にあるけれど、僕ほど人との関わりに興味がない人を見たことがない。 別にそれが良いとか悪いとか言いたいわけではなく、まあ世の中の人は、他者と交流するのだ。それを見るたびに僕は内心、そこそこ驚く。そんなにも会話したいのか、と。 なんとなく40歳にも近づいてくると、「こっから先は人との繋がりだよ」みたいなハナシも聞こえてくるし、まぁきっとそうなんだろうな、と思わなくもないのだけれど。一方でそこに心からの得心を得られていない自分がいるのも確かだ。 僕はとことんまで、「一人でやりたい人間」なのだ。そこに「よければ一緒に」という気持ちがないではないけれど、一緒に肩組んでやりましょうぜ、にはならない。そんな僕を人でなしや無感情などと思う人がいるのも知っているけれど、ならないものは仕方ないし、まあ人でなしではあると思う。 ただ、現代の「繋がり」ってやつがそもそもヘンな気もしている。前も書いたけれど、縁を結んでいないのに繋がれてしまう。アカの他人と会えてしまうし、すぐに切ることさえできてしまう。それは繋がりと言えるのかい、と。 少なくとも得心を持たないまま「繋がりがいるっぽいから」なんてのは不純だから、僕は多分もうしばらくは一人のままなんだろう。
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