イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

残香と実験

オープンワールドゲームなどで道なき道を歩いていると、たまになんでもないような森の奥とかに小さな小屋が建っていることがある。中に入ると人が住んでいたような跡があって、そこからクエスト(物語)が始まることもある。 たまに「僕もこういう小屋を建ててみたいな」と思うことがある。山奥とかにある古びた廃屋を見つけて、そこに住み着きながら廃屋を少しずつ立て直していき、そしてそこに自分なりの書斎やアトリエを作る。そして、ある日それをほっぽって次の旅に出る。そうして出来上がった「書斎の廃屋」みたいなものたちが、後世の方々の何かになる。 まあ味気ない話だと「取り壊し」になるしかないのだけれど、そういう残響というか残香というか、そういったものを残してみたい。そしてそういったものを感じることが、とても大切なことなのだということを、残したいように思う。 これは別に後世のために何かしたいだとか、教育だとかいうハナシじゃなくって、ただの僕の課題であり、実験だ。社会ではなく世界で生きる人がもっと増えればいい、という僕のわがままな課題設定。 世界は三次元でも四次元でもないし、一定でもひと繋がりでもないということ。可能性と現観測。つまりは残香と、それを味わうかどうかであるということ。
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