壁の文化とカーテンの文化と気候
気づけば雨天が増えてきた。少し前までは夏晴れが多くて「今年の梅雨はいつくるんだ」と思っていたが、ようも毎年毎年来るものだな。地球ってのはすごい。
そういえば欧州のほうでは熱波で大変なことになっているそうだ。SNSを見ると、なんかそれを揶揄したような投稿も目に入って悲しい気分にはなる。もっと「暑い時は氷水に足をつけろ」とかなんとか、暑い国ニッポンからの知恵を渡せばいいのに、むしろ対立している。
そもそも日本は昔っから暑いんだ。多分、日本が長らく「壁」のない文化だったことも関係している。日本は「柱」と「カーテン」で区切る文化なのだ。蚊帳だの簾だの、あるいは障子戸だので区切っているのは、多分、高温多湿なのが強く関係している。平安時代とかの絵巻でも、壁はないし、現代に残る寺院や城の多くは、壁が「取り外し可能」になっている。
一方で欧州は場所によっては北極圏に片足突っ込んでいるから、「寒さに耐える」方に強い。あるいは湿度もそんなになければ、「湿気が家にこもる」なんて気にしなくていい。そういう仕方のない都合もあるし、オマケに現代に生きる彼ら彼女らはそんなの知る由もないでしょう。
そういうとこに「ニッポンはこうしてるよ!」っていうのを伝えればいいのに、「今まで日本にCO2がどーのと言ってきたツケだ」みたいに対立しているのを見ると、まあ現代のSNSってやつの土台がいかに欠陥住宅化かがわかるよな。まだまだ可能性があるってことだ。