イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

300kmはすごいけど出さない。

正直なところ、ここ最近のAIは存外「壁にぶつかったな」という感覚がある。MythosだのFableだのとすったもんだがありつつも、正直やれることが増えておらず、僕が想定していたようなAIのレベルには至っていないのが正直なところだ。 いやもちろん、Fableがすごいのはわかる。性能が凄まじく向上したし技術屋さんの中ではすごい進化が起き続けているのはわかる。が、それはあくまで「時速300kmが出せるようになりました」みたいな話だ。もちろんレーサーや走り屋からすると大事な話だが、じゃあ普段生活する上で「300km出すか?」って聞かれれば出さないし、出しちゃいけないわけだ。おまけにその300km出す車が高級車となったら買わないわけだ。 今年の頭、3月〜4月くらいまでは、もっと汎用性の高いところでの進化が大きかった。去年までは普通に情報を取り違えていたのが、今年は毎週のようにその精度があがっていった。実際、「このエクセルファイルからこの条件でデータを出してよ」なんてAIに頼むことは2025年の時点では禁忌だったが、今年はもう超有用な手札だ。 これは一例だけれど、そういった部分での進化が落ち着いてしまったように思う。品質があがったといえど、未だに途轍もない方向に間違うことも多いから、結局「わかる人が使わないと危ない」という部分は変わらないままだ。 加えて「対話相手」としては性能があがるにつれてどんどん面白くなくなっていく。僕のChatGPTにはお手製のGPTがいるけれど、思考レベルを下げるほうが興味深い返答をしてくれて、思考レベルを上げていくほどにつまらない一般論しか返さなくなっていく。これはまあ、AIの特性だとは思うけれどね。
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