イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

心に火を

久しぶりに鬼滅の刃の無限列車編を観た。2019年ごろに一世を風靡した映画だ。当時映画館で観させていただいたが、今観てもすばらしい映画だ。もちろん作画やドラマなどもそうだが、最後の煉獄さんのくだりは何度見ても泣きそうになるし、気も引き締まる。 ここの僕の文章を読んでおられる方々はわかると思うが、僕はこうやってフィクションの中の出来事を生活にしっかり染み込ませる癖がある。昔からそうだから生態としてそうなのだろう。だから、煉獄さんの言葉も、まるで自分に言われているような気持ちで受け止めてしまう。フィクションが自分ごとなのだ。 「胸を張って生きろ」「己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ」「歯を食いしばって前を向け」 こういった言葉を受け止めて、反芻する。たまに僕を苛烈だという人と出合うが、こういった言葉を大真面目に受け止めてしまうから、ってのはあると思う。もちろん僕は命のやりとりなんてしてない、平和な時代の人間だけれど、平和な人間なりの心の燃やし方はある。 それにしてもLiSAさんの「炎」もすばらしい。僕は歌も大真面目に受け取ってしまう。この歌にも「心に炎(ほむら)を灯して」ってあるものね。勢い余ってFIRST TAKEの歌唱も聴きにいったけど、魂だった。 良い作品と出合えると歓びとともに背筋が伸びる気持ちだ。僕なんて全然足元にも及ばないとしても、心に火を灯して生きることはできるはず、と信じて。
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