イオリンの手紙

瓶詰めの紙切れ

Tweet.app 所感なう

Tweet.appを使い始めた。前に少し触れたが、簡単にいえば元々Twitterにおける商標担当などをしていた方々によるSNSだ。現代のSNSに対して明確にNOを突きつけ、人気と扇動によるアルゴリズムではなく、信頼と自由による社交場を取り戻すことを掲げている。 実はそこそこ前から参加できたそうだが、僕はどうやらその正式な手続きからこぼれ落ちていたようで、昨日運営から「こぼれおちていたようだから直して使い始められるようにしたよ」という連絡がきていた。もうその連絡の時点で好きになりはじめていた。本来なら「なんでこぼれ落ちているんだよ」となりそうなものだが、そこに先手を打ちつつ快適な状態を提供することで、むしろプラスになる。素晴らしいことだ。 さてもTweet.appの使い心地だが、とても良い。アルゴリズムがなく、時系列で流れるというだけで、こうも心地よいのかと感動する。XもThreadsもアルゴリズムがあるせいで「おはよう」とかをつぶやく意味がなくなる。何より誰も彼もが何かを喧伝していたり広告が喧しい場所で「おはよう」なんて言いたくもなくなるものだが、Tweet.appはそういった喧しいものがなく、「おはよう」と言える。喧伝や扇動を試みるユーザがいないわけではないが、それらと「おはよう」が同等だ。 これは2009年にはすでにあり、2016年頃に失われた景色だ。かつて「タイムライン」という単語がかつてあった。それこそが発明だったのだが、アルゴリズムへと傾倒してしまった。実際、旧Twitterは稼げなかったがゆえに「成長」と「市場」の圧に負けたわけだが、それによって失われたものが今、目の前に広がっているのを眺めるのはなんだか示唆に富む体験だ。 ちなみに、ThreadsやらBlueskyやらと明確に違うのは、「フォローしなくてもタイムラインが賑やかである」という点だと思う。多分だけど基本となるタイムラインは「全部載せ」だから、フォローしなくても賑やかで「無理にフォローせんでも楽しい」というのを実現している。
前へ
一覧